
久保野 敦史
‐略歴
- 東京工業大学工学部有機材料工学科卒業/大学院有機材料工学専攻修士課程修了/
博士後期課程中退 - 東京工業大学工学部文部技官(教務職員)
- 京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科助手
- 静岡大学工学部物質工学科助教授/准教授/教授/電子物質科学科教授/副学部長
‐趣味休日の過ごし方は?
休日は基本ない(笑)子供の頃にビートルズに目覚めてギターやベースギターの演奏が趣味となり、高校でバンドを組んで以来、社会人となった今に至っても’70年代ロック系の演奏活動を続けています。仕事の合間の休憩にギターを弾いていることを知らない学生さんもいるようです。家族との時間は、妻との雑談、新社会人になった長女の人生相談・技術相談、次女の運転手などが主ですが、それが息抜きになっているのかもしれません。
‐Ferteでやりたいことを教えてください
- 分子層堆積(MLD)技術を応用した産業実装の加速
私はこれまで大学において、分子層堆積(MLD)技術の基礎研究を進めてきました。今後は、その成果を基にフェルテの事業基盤に融合させ、学術成果にとどまらない「社会実装」に挑みたいと思っています。特に、PFASフリーで環境調和型の超薄膜形成技術を、半導体・医療・エネルギー・光学分野へ応用展開し、日本発の技術革新モデルの目指していくつもりです。 - 産学融合による“深技術スタートアップ”の育成
フェルテは、科学的知見を社会価値へと変換する“深技術起点の企業”として大きな可能性を持っていると思います。私は研究者の視点から、材料設計・製膜プロセス・性能評価の全工程を体系化し、製品・装置・用途展開まで一貫して設計する「産学融合型プロジェクト推進体制」を構築することで、貢献できればと考えています。 - 次世代人材の育成と“博士の社会実装”のモデル創出
技術は人がつくることを念頭に置いて、これまで大学で培ってきた教育ノウハウをフェルテの事業に還元し、修士・博士人材の“企業内研究者化”を支援したいと考えています。研究開発人材が社会で活躍し、価値を生み出す循環の実装こそ、フェルテが社会に与える最大のインパクトになると信じています。
